Interview - LIFE SAVER  楠本 慶明

ライフセービングトレーニング をする男性写真

社会人ライフセーバー 楠本さんにインタビュー

水辺の安全を守るライフセーバー。社会人になられても現役でライフセービングを続けている楠本慶明さんに、この夏の監視業務や大会を終え、今想う事やライフセービングに対しての考えなどをインタビューしました。

 

GUARDスタッフ

まず大会ならびに夏の監視業務等々、お疲れさまでした。今年は猛暑にコロナ明けやライフセーバーの人手不足もあり大変だっと思います。社会人として日々、会社の業務をこなしつつ大会にも出場されている楠本さんならではの目線で、仕事と競技の両立についてや、ライフセービングを続ける原動力、パフォーマンス向上に対しての考えを聞かせてもらえたらと思います。

 

楠本さん

まず社会人ライフセーバーになって、パフォーマンスの向上を実感する事が出来ました。これは意識的なトレーニングの影響と自身のコンディション管理向上の影響が大きいと感じます。社会人ライフセーバーだと年間に安定したトレーニングは難しく、仕事でメンタルをひっぱられる事もあります。また、勤務形態が土日休みではない方だと大会などスケジュール調整も容易ではありません。いかに日常の生活サイクルにライフセービングを取り入れられるかが肝となると実感しています。私自身でいえば海の近くに住み、早朝に海練習やランニングしてから仕事に行く事があります。夜は早く眠くなってしまいますが…朝に海に行った日は頭がすっきりリフレッシュされ、仕事もはかどります。トレーニングにもメンタルバランスの安定にも繋がっていると感じます。身近に海のある生活だからこそ、ライフセービングとの両立を実現できていると実感する事が多々あります
 

 

GUARDスタッフ

意味ある環境に身を置く事の重要性と効果を、日常のお話しを伺って体感されている事が伝わってきます。また、時間的制限のある社会人ライフセーバーだからこそ、トレーニングの質を上げる工夫を意識的にされている事も分かりました。具体的にどんなトレーニングをされているのか、トレーニングメニューだったり大会前に気を付けている事などあれば教えてください。



楠本さん

具体的なトレーニングメニューとしては、大会を軸にして考え周期的に組み立てライフセービングトレーニングをしています。

私のトレーニングメモ

10月~12月 → インターバルが再開されて、ある程度自由なトレーニング期として設定

  • [10月~3月くらいまで] 5分パドル等、有酸素練習多めにしていく
  • [1月~3月] 主にパドルボード練習(短いピッチでのパドル時間多く)種目別選手権に向けてスピードを上げていく
  • [5月] 試合を意識した練習内容にシフト
  • [6月] レスキューのトレーニングにシフト
  • [8~9月] 中距離メニューに変更する
  • [9月] 速度を上げていくメニューに変更を入れる





楠本さん

また普段の食事に制限ありませんが、大会前は炭水化物を多めに摂取し、追い込み時期は魚を意識的に摂取するようにしています。あと大会前1~2週間は、マイルールで揚げ物とお菓子は摂取しない事をルールとして取り入れています。私はお酒も飲みますが甘いものも好きなので少し辛抱です…普段から疲労回復のケアにも気を付け、疲労が溜まっていると感じたら、整体やサウナ、温泉に入りに行きケアするように心がけています。こうしたケアには正直お金もかかるので、社会人ライフセーバーだからできる事と実感します



GUARDスタッフ

楠本さんは体育大学出身という事もあり、オフタイムの強弱の過ごし方や身体メンテナンス、調整など特別意識しなくても出来ているのではないかなと感じました。長くライフセービングに携わってきた楠本さんですが、ライフセービングを続ける原動力やコンディショニング力などもあれば伺いいたいです。



楠本さん

ライフセービングを続けていくうえで、私の原動力となっているのは、自己実現のためです。自分の能力や可能性を発揮・実現することを通して自分らしい生き方をしていくために、これからもライフセービングを続けたいと考えています。またライフセービングを通して人に恵まれているので、ライフセービングで出会った人達や、コミュニティも大切にしていきたいと思っています



GUARDスタッフ

社会人ライフセーバーならではのライフセービングトレーニング方法や原動力を聞く事ができました。社会人ライフセーバーとして活動することは、自己成長と社会貢献を両立させる機会となり、個人的な充実感と社会的な意義を同時に得られる活動である事が分かりました。ありがとうございました。

 

 


 

ガード資機材の取り扱いについて聞いてみました

ライフガード資機材の正しい収納方法や買い替えサインについて

 レスキューボードを持つ男性

クラフトの正しい収納方法

直射日光に晒され続けると剥離の原因にもなるので、日陰で風通しの良い屋外保管をおすすめします。

ソフトニッパーの正しい収納方法

直射日光・高温下になってしまうと表面フォームの剥離に繋がるので、日陰で風通しの良い屋外保管がおすすめです。

ライフガードチューブの正しい収納方法

乾いたタオルで水分をしっかり拭き取り、ストラップはストラップのみで束ねておくのがベスト。(チューブに巻き付けて長期保管はおすすめ出来ません)

水着の買い替え時期

トレーニング頻度にもよりますが水着は1.5~2年程度で買い替えがおすすめです。

ラッシュの買い替え時期

ラッシュガードは、2年程度で買い替えがおすすめ。フィット感が薄れたり、水の抵抗を感じたらサインです。

ボードの買い替え時期

メンテナンスやきちんとリペアをすれば10年以上使えます!年々シェイプも変化していくので気に入ったモデルは長く乗れるように大切にしていくといいと思います。

 


 

楠本さん一押し!おすすめGUARDアイテム

水着や、トレーニングで身に着ける物、クラフトなど器材の買い物もライフセービングを続けていく中で楽しみなポイントです。GUARDではライフセービングの器材・アイテムはもちろん、海やプール、ジムでのトレーニングでテンションをあげてくれるデザインのトレーニング用水着やアパレルがたくさんあるので、ぜひお気に入りの1着を見つけてみてください。

おすすめ 水着

男性水着_SPLASH (ジャマー)  [GUD-JSPL24]

女性水着_SPLASH(オールインワン)  [GUD-ASPL24]

おすすめ トップス

WATERPATROL 綿100%長袖Tシャツ[LS-310]

 

水陸両用 タンクトップ [TNK-308]