オープンウォータースイミング(OWS)大会に出る前の心得

OWS大会に出る前の心得について、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう

自然環境の理解と自己管理

オープンウォータースイミング(OWS)はプールとは異なり、自然環境の中で行われるため、潮流、海水温、風向きなどの自然条件を自分で判断する必要があります。これらの判断を誤ると事故につながる可能性があるため、自己責任で行動することが求められます。体調が悪い時には無理をせず棄権する勇気も必要です

事前準備と受付手順

基本的に、大会当日は以下の手順に従って準備を行います

  1. スタートリスト・ゼッケン番号の確認、健康アンケートの記入、誓約書への署名。
  2. ドクターブースで健康チェック(爪・指輪・ピアス等のチェック含む)。
  3. 受付でドクターチェックを受けた書面を提出し、キャップ・プログラム・ADカード・参加賞を受け取る。
  4. ゼッケン番号を両肩上部または両手の甲に書いてもらう

ビーチクリーンとウォーミングアップ

参加者全員でビーチクリーンを行い、その後記念写真を撮影します。ウォーミングアップは指示があるまで行わないようにし、指示があったら行います。

 

初心者が陥りやすい問題と対策

初心者がよく感じる問題として、以下の点が挙げられます

  • プールと違って進んでいる感覚が得られない。
  • 体が温まらない。
  • 他の選手のキックや腕が気になる。
  • 方向を見失う。
  • 序盤で疲れてしまう。

これらの問題に対処するためには、スタート直後に興奮せず、普段通りのペースで泳ぐことが重要です。特にキックは意識して力を抜くと良いでしょう。また、スピードは五感に頼らず、脈やピッチで把握することが推奨されます。

 

スタートの重要性

スタートが非常に重要であるため、当日のスタート方法を事前にチェックし、試しておくことが大切です。これらの心得を守ることで、OWS大会に安全かつ効果的に参加することができます。

 

オープンウォータースイミング大会でスタートが重要な理由

オープンウォータースイミング大会でスタートが重要な理由は、スタート時における泳者の接触による打撲や擦過傷などのリスクが高いためです。特に、海が凪の状態で水温も適正で風も少ない場合でも、スタート時には多くの選手が一斉に水に入るため、接触事故が起こりやすくなりますので、予めイメージトレーニングして置く事もおすすめします。

 

スタート時に注意すべきポイント

以下のポイントを抑えておくと、オープンウォータースイミングのスタートを安全かつ効果的に行うことができます。

精神的な準備

スタート時の混雑や接触に対する恐怖心を克服するため、精神的な準備が重要です。特に初心者は、スタート時にパニックを起こさないように心を落ち着けることが求められます。

スタートの種類と技術

  • 陸上スタート (陸上から水に入る際、ウェーディングという走り方を用いることで、より迅速に水中に移行できます。また、ドルフィンスルーという飛び込み技術も必要です)
  • フローティングスタート (水中で立ち泳ぎをしながらスタートの合図を待つ方法です)
  • 飛び込みスタート (ポンツーン(台)から飛び込む方式で、飛び込みの技術が求められます)

身体の準備

スタート前に水に慣れるため、腰の深さまで入り、腕や顔を水につけて身体を慣らすことが推奨されます。

スタート時の姿勢

スタート時の飛び出し角度は、腰の位置が高いほど大きな角度で入水する傾向があるため、腰を十分に下げる(しゃがむ)ことが重要です。

体温管理

スタート時の体温低下に注意が必要です。特に冷たい水に入る際は、体温が急激に下がることを防ぐための対策が必要です。

 


 

まとめ

自然の中で楽しむオープンウォータースイミング。事前に大会の流れを把握し、潮流、海水温、風向きなど自然環境の理解をしてから大会に挑む事が、オープンウォータースイミングを楽しむ一つの要因となる事が分かりました。また日頃から、自身の体調や身体の事を把握し絶対に無理をしない事も、オープンウォータースイミングを長く楽しく続ける秘訣になると感じました。特に、経験の浅い方は大会出場の前に、大会の流れや、自然環境の把握、自身の体調チェック、スタート時のイメージトレーニングを行ってから大会に挑むように心がけてください。

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