オープンウォータースイミング大会の安全監視で感じた疑問 クッション付きゴーグルが圧倒的に多い理由について

海で泳ぐ楽しさを広める伝道師。守谷さんにお話しをお伺いしてみました

湘南オープンウォータースイミングの安全監視を経験し、参加されているオープンウォーター スイマーの皆様を見ていて、それぞれ着用しているゴーグルについて、メーカーはバラバラではあるもののクッション付きゴーグルを使用されていらっしゃる方が多かったため、なぜ競泳と違いクッション付きを好まれる方が多いのか。と疑問に感じたため、オープンウォータースイミングに精通していらっしゃる、オーシャンナビ代表の守谷様に、お話しをお伺いする事にしました。


 

インタビューの協力者

オーシャンナビ代表 守谷さん

守谷雅之(Moriya Masayuki)

オーシャンナビ代表。経歴 2011年に35kmを11時間55分かけて津軽海峡単独横断泳に成功。国内最大のOWSレース湘南オープンウォータースイミングをはじめ、各地のOWSでレースディレクターを務め、日本水泳連盟OWS委員としてもOWSの普及に力を入れて活動をしています。
日本水泳連盟OWS委員
日本水泳連盟認定OWS指導員
日本水泳連盟公認OWS競技B級審判員
財団法人日本体育協会公認水泳C級教師
NPO法人日本災害救護推進協議会JAEA理事
NPO法人湘南マリンオーガニゼーション理事
イッテQ遠泳部トレーナー


 

オープンウォータースイミングのレッスンやトレーニングに参加されていらっしゃる皆様が、どこのメーカーを使用し、どんなゴーグルを好まれているのか、理由も含めて伺いました

 

GUARDスタッフ

GUARDスタッフ

オープンウォータースイミングをされている方々が、普段からどんなスイムゴーグルを愛用していらっしゃるか、守谷様ご自身が、プールや海で使用するゴーグルのおすすめの品や、理由も聞いてきました。私自身、湘南オープンウォータースイミングの事前販売会に立っていたのですが、事前販売会では、ケイマンのゴーグルが多く出ていた印象を受けました。弊社運営していますWEB通販(GUARDオンラインショップ)ではエクシードも多くのご注文をいただいております。 実際の現場では、いかがでしょうか。



オーシャンナビ代表 守谷さん

守谷雅之さん

オーシャンナビのメンバーはアクアスフィアのゴーグル着用率がかなり高いです。やはり海用といえば、形状や機能性からアクアスフィアになるかと思います。おっしゃる通り、タイプとしてはケイマンの着用率が高いようです。また海用として購入したゴーグルをそのままプールで使用している方もいらっしゃいますし、プール用としてはエクシードが人気です。オーシャンナビのメンバーで使用している方々は、ほぼミラータイプです。
 

 

GUARDスタッフ

GUARDスタッフ

海ではケイマンのゴーグル、プールではエクシードのゴーグル着用率が高いとの事ありがとうございます。やはりプールでもクッションがついていた方がストレスなく泳げるという事なのでしょうか。もう一点、お伺いさせていただきたいのですが、メンバーの皆様の中では海練習・レースの際、レンズの使い分けをされていらっしゃる方は多いのでしょうか?天候曇りであればクリアレンズ、太陽が照り付けていれば偏光レンズ・・・など多様なレンズがあるかと思いますが、ミラーレンズのみをチョイスされていらっしゃる理由も教えてください。



オーシャンナビ代表 守谷さん

守谷雅之さん

エクシードのゴーグルはデザイン的に気に入っている方が多いようです。私の感覚ではありますが、オーシャンナビでは選手あがりのメンバーがあまり多くないことと、年齢層が比較的高いためか、ノンクッションタイプはあまり好まないのかなと考えております。あと海で指導する際にはクッションがあるほうが海で安全に泳げると説明することが多いので、それも理由の一つかと思います。それから、天候等によるゴーグルの使い分をしている方も勿論いらっしゃいます。ミラータイプのゴーグルを使用している方々は眩しくないという理由もあります。



GUARDスタッフ

GUARDスタッフ

僕自身オーシャンスイムに関して、まだまだ知識が浅はかなもので、大変勉強になります。クッションタイプのゴーグル方が海で安全に泳げるという事ですが、目にかかってくるストレスなどが軽減されるといった意味合いになりますでしょうか。確かに僕自身の実体験でも、ノンクッションタイプのゴーグルで波に突っ込んでいった時に波の力でゴーグルが押されて、目の周りが痛くなった経験があります。



オーシャンナビ代表 守谷さん

守谷雅之さん

クッションタイプのほうが安全に泳げるという点ですが、主にレースのスタート時、バトルやブイの周りなどで、混雑している際など他の泳者と接触する恐れがあります。その際に、やはりクッションがあるほうが怪我のリスクが少ないという事を、よく練習会等で説明しています。またアクアスフィアのケイマンやカイエンのゴーグルは、レンズ自体が柔らかい素材でできているので、特におすすめできるポイントにもなっています。



守谷様の愛用ゴーグルはアクアスフィア

海ではニンジャ(ブラック) / プールではエクシード(ブルーミラー)を愛用中

数年間アクアスフィアのアンバサダーを務めさせていただいている関係で、オーシャンナビのメンバーは着用率はアクアスフィアが多少高めとなってはいるかとは思います。私がアンバサダーだからとかは関係なく、アクアスフィアのゴーグルはオーシャンスイマーの方々に特におすすめしたいゴーグルです。

特に大人になって水泳を始められた方に多いのですが、ゴーグルから水が漏れたり外れたりするような不安から、ゴーグルのゴムをキツめに調整する方が多いです。そのためノンクッションのものは目の周りが痛くなると思っている方が多いように見受けられます。「鼻の留め具をしっかりと調整して、ゴムをつけずにレンズを目に当ててレンズを軽く押し込んだ時に外れないゴーグルはその方の顔にあっているゴーグルです。サイズがピッタリとあっていればゴムをキツく締める必要はありません」とよく説明をしています。

 

守谷様おすすめのアクアスフィア ゴーグル各種

GUARDオンラインショップ(通販)でも購入いただけます

Aquasphere(アクアスフィア)のゴーグル各種を見る▶

 

 

オープンウォータースイミングに精通していらっしゃる守谷様にお話しをお伺いしてみて

僕自身も現在、海で泳ぐ際はクッション付ゴーグルを使用しています。僕は目にかかる圧が強すぎるとストレスになってしまう為、クッション付きを自然に選んでいましたが、オープンウォータースイマーの皆様は、

  • OWS大会(レース)のスタート時、ブイ回りの混戦での怪我のリスク軽減(防止)
  • ゴーグル内への水の侵入を防ぐ為、きつめにゴム紐を調節される方クッションタイプの方が眼の周りが痛くならない為

上記の様な、具体的な理由からクッション付きゴーグルを使用されている事がわかりました。この事を聞き、僕自信も水泳を始めた時、ゴーグルに水が入ってくるのが凄く嫌だった事を思い出しました。ましてや波のある海に入るのに、安心出来るゴーグルがないと視界の悪さに繋がり、海で泳ぐことが、より不安に感じた気持ちを同時に思い出しました。この事が怪我や事故に直結する事は無いけれど、長距離を泳ぐオープンウォータースイミングでは特に、 安心できる道具選び、自分に合うゴーグル選び も重要と感じました。

守谷様からも最後に、ゴーグルのゴムを付けずに、しっかりと顔にフィットするゴーグルが自身の顔のサイズに合っているゴーグルという、ゴーグル選びのアドバイスもいただけたので、僕自身も今後のゴーグル選びの際の参考にしたいと思います。

早速、SGC店内のゴーグルを試す僕。試着3回目にてピッタリなゴーグルを見つけました!守谷様のアドバイス通り、ゴムなしでも、こんなにフィット。

GUARD ショールームにて

 

 

GUARDオンラインショップの通販でも購入いただけますが、店内にて、ゆっくりとゴーグルを試着していただく事も可能です

GUARDショールームで各種メーカーのゴーグルがございます

※試着用サンプルご用意ができない物もございます

ショールームの住所

神奈川県藤沢市辻堂1-2-17 シエロ湘南1F (JR辻堂駅 南口から徒歩3分)

営業時間

10:00~18:00 定休日:土日祝日

GUARDショールームまでの道のりはこちらから▶

 

 

その他、取り扱いゴーグル