海で遊ぶ際の確認事項!
皆様、こんにちは。
久しぶりの更新となってしまい申し訳ございません。
さて、夏真っ盛りの中皆様はどうお過ごしでしょうか?🙌
夏の定番!海や川に遊びに行かれる方も多いのではないでしょうか?
暑くて立っているだけでも汗が吹き出してしまいそうなこの時期、冷たい水は気持ち良いですよね・・・🙌✨
海に遊びに来られる遊泳客の皆様の笑顔がとても輝いていらっしゃるのをお見受けし、私共ライフセーバーまで嬉しくなります😊
まだまだ続く、海水浴シーズンですが気になるのは台風。
先日も台風6号が九州、沖縄に直撃しました。
また、こうしている今も台風7号が、東海・近畿地方に向かって北上してきています。
関東方面も直撃ではないものの、各地で波浪警報がでていたり、波のサイズもかなり大きくなるなど影響を感じさせています🌀
そこで、これから海に遊びに行かれる皆様にぜひ気を付けてほしいことを
ライフセーバー目線での注意事項も踏まえて執筆させていただきますので是非ご覧いただけますと幸いです!
まずは、現在日本列島に近づいている台風について。
台風は海岸から遠い場所にいても影響が出ます。
例えば、日本から遠く離れた場所に台風が停滞していたとしても、その台風により発生した波は日本列島に押し寄せます。
台風により発生した波はかなりのパワーですので、日本列島に到達してもかなりの威力があります。
今回の台風は日本列島を縦断するルートを辿っていますので、広い範囲の海水浴場で大きな影響が見られるでしょう。
台風がきているものの、お天気が良く、気温も高いとついつい海に遊びに行きたくなってしまいますが台風が持つエネルギーは膨大で、強い風や雨だけが被害をもたらすわけではない事を是非知っていただけますと幸いです。
では、台風による影響とは・・・?
台風によって波のサイズがあがりますと、急なリップカレントが発生します。
リップカレントとは?と思われた方は
https://jla-lifesaving.or.jp/watersafety/ripcurrent/
公益財団法人日本ライフセービング協会様が製作されていらっしゃる上記HPに脱出方法も含め細か紹介されておりますので、是非ご覧いただけますと幸いでございます。
リップカレントは必ずしも真っ直ぐ沖に向かう流れだけではなく、海水浴場の地形などによっては横に流される場合もあります。
水は、浅い所から深い所へと流れていきますので急激に深くなる場所、岩場の周辺などでも
発生する事があります。
そして、海に遊びに来る際にぜひ調べていただきたい事柄の1つとして
「潮汐」があります!
これは月と太陽の引力によって起きる海面の昇降現象です。
1日海にいると、同じ場所でも浅くなったり、深くなったりするのは潮汐の干満によるものです💡
こちらの2つの画像をご覧ください
上が朝8:30
下が朝9:30
同じ場所から撮った画像ですが、写真中央のレスキューボードが設置されている位置を見ていただくと分かる通り潮が引いているのが分かりますね💡
調べてから遊びに来ていただくと、テント設置の際などどこに置けば移動せず済むかなども分かって大変便利です😊
この潮汐、海の状況ととてもリンクしていて波が高くなるタイミング、潮流(カレント)が発生しそうなタイミングなどもある程度の予測も出来るんです!
例えば、波が高くなるタイミングとしては、干潮から満潮へ向かう時間帯が多いとされています。そして、流れが発生しやすいタイミングとしては釣りでもよくつかわれる「上げ3分・下げ7分」という言葉があります。
上げ3分とは、上げ潮(干潮から満潮になる潮)の潮位が3分目の時です。
これは干潮の一番引いている時間から潮が満ちて動き始める時間のことです。
下げ7分は、下げ潮(満潮から干潮になる潮)の潮位が7分目の時です。
満潮のピークから潮が下がって動き始める時間のことです。
また、潮汐も日によって違い、満潮と干潮の差が大きかったり、小さかったりしますので
遊びに行かれる際は是非調べるか、ライフセーバーに聞いてみてくださいね💡
さて本題に戻りますが、海で遊ばれる際、危ない場所などはどう判断するべきでしょうか・・・?
まずは海に遊びにこられたら薗海水浴場にいるライフセーバーへその日の海の状況を聞いてください🙌
ライフセーバーは朝一番でその日の海の状況をチェックしています!
例えば・・・
その日の潮汐(干満)水温、気温、水深、先程のリップカレントのような潮流があるかないか、その日の海の透明度はどうか、波打ち際の足元で危ない場所はないか
クラゲなどの危険生物がいないかどうかなど・・・。
その日の海水浴場が安全に海水浴をしていただけるコンディションかどうかを確認し
判断しています。
その結果、遊泳禁止、遊泳注意になってしまう事もありますが、その際はぜひご了承いただけますと幸いでございます。
海の状況チェックは朝一だけでなく、定期的に行っています!
例えば、
こちらの海、写真では分かり辛いですが、どのような場所に危険が潜んでいるか・・・。
潮流ですと、先程、リップカレントは岩場の周りでも発生すると書きましたがまさにその通りで写真右側の岩場は、波が高くなってくると波打ち際から岩場の真裏へ行くような流れがよく発生しています⚠
そして、波打ち際、水量が多いので直ぐに深くなるという事が分かります!
水深が深くなれば、そこに留まる水の量も増えます。
いきなり海に飛び込むとと、足がつかなくなったと同時に引き波やリップカレントで沖に流されてしまう可能性がありますね!
といったような情報を視覚で予測し、必要に応じて海に入りチェックしていきます!
それだけではなく、雷や風、雨などの気象情報も随時確認しています🙌
全ては海水浴に来てくださったお客様に笑顔で帰っていただく、水辺の事故を未然に防ぐため!
ですので、その海の危ないと思われる場所、注意事項などライフセーバーは把握しておりますので遊びに来られた際にはまずライフセーバーにお話しを聞いてみてくださいね💡
ちなみに、「カツオノエボシ」という猛毒を持つクラゲに刺されてしまうと・・・
このように手が腫れ、体調を崩す可能性もありますのでもし浜辺に打ちあがっていても決して触らないようにしてください⚡
3年前の夏、運悪く刺されてしまった私の体験談は下記よりご覧いただけますので是非ご一読ください。笑
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少し長くなってしまいましたが
台風が近づいていることによって、海の状況は刻一刻と変化してまいります。
晴れているとはいえ、海が荒れていることに変わりはありません。
天気予報、注意報、警報を十分にチェックされ、海岸に着きましたらライフセーバーに海の状況を聞き、指示にしたがっていただけますと幸いでございます。
夏もあと少しとなっておりますが、皆様が安全に海で遊べるようご協力をお願いいたします。
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