教えて!ライフセーバーが使うファーストエイドバッグの中身!
皆さんこんにちは。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、7都府県に緊急事態宣言が発令されました。
私たちにできる事といえば、不要不急の外出自粛や予防など、限られた事しかありませんが
その積み重ねが感染収束への近道だと思いますので、春の陽気に誘われお出かけしたい気持ちをぐっとこらえ
「stay home」しましょう。
さて、連日お伝えさせていただいておりますが
現在GUARDでは「普段使いできるファーストエイドバッグ」にてクラウドファンディングに挑戦しております
皆様のおかげで、達成率は241%になりました。誠にありがとうございます。
さて、この「普段使いできるファーストエイドバッグ」ですが、普段使い以外では救急用具を入れるバッグとしてお使いいただけますが救急処置用の用具は例えばどんな物をいれるのか?と思う方もいらっしゃるでしょう。
そこで、現役ライフセーバーである私が、夏の監視期間にファーストエイドバッグにはどのような物を入れていたのか?というのを
実際に今まで使用していたバッグと、今回製作したファーストエイドバッグの違いも含めご説明していきたいと思います!
ファーストエイドとは?
まずファーストエイドとはなんでしょうか?
ファーストエイドとはけがや急病、突発的な事故への応急処置のことを指します。
それに対し胸骨圧迫圧迫と人工呼吸からなる緊急性の高い救急処置は心配蘇生法(CPR)と呼ばれます。
ライフセーバーはこのCPRも合わせたBLS(Basic Life Support・一次救命処置)という資格を持ち現場に立っています!
ライフセーバーと聞くと
「赤と黄色の監視員」「海で溺れてしまったお客さんを助ける人」
というイメージをお持ちの方が多いと思います。
このイメージは勿論なのですが、実際にライフセーバーが一夏で一番多く対応する事象が
切り傷や、擦り傷、捻挫などの怪我の手当、すなわち「ファーストエイド」なのです。
この怪我が起こってしまう原因は
アカクラゲに刺されてしまった、岩場で転んでしまった、
砂浜に捨ててあったゴミで足を切ってしまったなど様々です。
※ごみをそのまま海岸に放置してしまうと、他のお客様の思わぬ怪我の原因にもなりますので必ず持ち帰るか、
所定の場所に捨てるようにしましょう!
そしてこのファーストエイドはいつどんな時に起こるか私達には分かりません。
なので、私達ライフセーバーは、ビーチパトロール(砂浜を異常がないか巡回する)の際にファーストエイドバッグを持ち歩く事によって
怪我してしまったお客様がいらしたら素早く処置できるよう準備をしております。
では実際に私がビーチパトロールの際に持ち歩いていた救急処置用具のご紹介です!
バッグの中身はなんじゃろな
では、今回クラウドファンディングに挑戦しているたすきバッグへ実際に物を入れながら紹介してまいります!
実際にビーチパトロールではこのサイズのバッグが携行にぴったりなのです!
まずは、消毒には絶対に欠かせない滅菌ガーゼ
滅菌ガーゼはは使用頻度も高く、さらには軽く風が強い日にはバッグを開けた瞬間に飛ばされてしまうかもしれないので
バンドがついている左上のポケットにしまいましょう。
次に感染予防に大切な手袋、お客様は出血されている場合もありますので処置の際には必ず着用するようにしています。
処置の際一番初めに使用するので、使う前に汚れないよう袋に入れ、これも左上にしまいましょう。
次に消毒液、傷口には沁みますがこれも大切ですよね。
これは滅菌ガーゼを取り出した後すぐに使用したいので右上のポケットへ。
消毒液の次はサージカルテープです。
場合によっては、消毒後に綺麗なガーゼを固定する場合もあるので、その時に使用します。
これはバッグの中で暴れないよう左下のバンド付きポケットへ
その次はちょっとフライングしてしまっていますが絆創膏、これもサージカルテープと同じ場所に入れましょう。
そして、最後に右下ポケットにビニールテープを、左下にはさみをいれバッグ内部の中身は完成!!
ビニールテープを何に使うのかは後程説明いたします!
続いては外ポケットです。
処置後、洗浄・消毒に使用したガーゼや、手袋などはそのままゴミ箱にポイッ・・・。
というわけには勿論いきません。
ちゃんと袋に包んで、然るべき方法で処分します。
なので、処置に使用したものをまとめるビニール袋を外側上のポケットに入れておきます。
そして、外側したのポケットには万が一の為に備えポケットマスクを収納しておきます。
こんな小柄なバッグなのに、こんなに分厚い物も入るんです
因みにしまった後のバッグの厚みはこれぐらい
そして、この写真に写っているいるポケットマスクはGUARD ONLINE SHOPでも販売しております。
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こうして、ビーチパトロールに携行するファーストエイドバッグの完成です!
ビニールテープの使い道
先ほど、中身をご紹介した際に登場したビニールテープですが
どんなときに使用するのかというと、ずばり!
「足の指裏を切ってしまったけど、この後も海に入りたい人の為!」に使用することが多いです(笑)
数多い切り傷の対応、その中でも特段に多いのが足の指裏を切ってしまう事です。
私は処置の途中にお客様に「この後も海に入られますか?」とお聞きします。
勿論、傷の深さが軽微な時に限ります。
そこでこの後も入られると御答えされた方には少しでも水が傷口に沁みないように以下の処置をします!
例えば、親指の裏を切ってしまった・・・。(突然の足)
という時にはバッグにもはいっている手袋とビニールテープを使用します!
まずは傷口を洗浄・消毒をして絆創膏を貼ります。その後に新しい手袋をバッグから取り出し手袋を足の指に合わせ切った後、被せます。
手袋を被せたら、ここで登場!ビニールテープ!
圧迫しすぎないよう、優しく巻いていきます。
こうする事で、完全にとはいきませんが少しの時間であれば水が傷口に到達するのを防ぐことができ
処置後も短時間ではありますが海で楽しんでいただくことができます。
ですが、海から上がったら必ずもう一度、洗浄消毒する事を忘れずにという事も伝えなければなりません。
怪我をしてしまったからもう海を楽しめない・・・。
という寂しい思い出にならず、笑顔で帰っていただくために最善の処置を常に心がけています
皆様も海に遊びに行く際には、今回入っている救急用具を持ち歩いていただければ
万が一の時も安心して楽しんでいただくことが出来ると思います。
今回入っていたものは、ポケットマスク以外ドラッグストア・コンビニなどで売っているものが
殆どですので是非備えてみてはいかがでしょうか?
今まで使用していたバッグとの違いは?
私がいままでパトロール中に使用していたバッグとこのたすきバッグの大きな違いですが・・・
それはやはり
「何がどこに入っているか一目瞭然!」
という点です!
今までのバッグは、市販のウエストポーチで仕切りも少なくポケットの素材もメッシュでは無かった為
誰かが使った後には、何がどこに入っているか分からず処置に手間取る事も・・・。
処置に時間がかかるという事はお客様の苦しい時間を長引かせてしまうという事。
ですが、このたすきバッグはポケットの数が多く、
なおかつメッシュ素材なので使いたいものをピンポイントで見つけられ、迅速に処置に移る事ができます
お客様に安心感を覚えていただく為にも手早く正確な処置は必須!
そんな時この「たすきバッグ」がお役に立てるはずです
そんなライフセーバー必見の「普段使いできるファーストエイドバッグ」
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皆様是非ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
日々、情勢が目まぐるしく変わりますが皆様、体調にはくれぐれもお気を付けくださいませ。
それではまた~!
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