レポート【第4回シミュレーション審査会】
皆さんこんにちは!
とても寒い朝かと思いきや。日中は暖かったり、かと思えば1日中極寒の日があったり
温度変化に対応するのが難しい毎日が続いていますね・・・。
毎日、次の日の天気予報を見ないと気が落ち着かなくなってしまいました。
皆様はお元気でしょうか?インフルエンザも流行っているみたいなので、うがい、手洗いをしっかりとし
予防していきましょう!
さて!本日は
日本ライフセービング協会様が主催する「第4回シミュレーション審査会」を見学しに
神奈川県葉山町大浜海岸まで行って参りました!
お天気にも恵まれ、太陽もしっかりと見えるので暖かいかなと思いましたが
海岸に一歩踏み入れた瞬間その思いは消えました。(笑)
確かに、太陽はばっちりでているのですが、海特有の強い北風が吹いておりとても寒い・・・。
観覧されているライフセーバー皆様も防寒ばっちりでした
さて、昨年もシミュレーション審査会を見学させて頂いた際に
(2018年11月17日タイトル:【レポート【第3回シミュレーション審査会】https://www.guard1997.com/diary-detail/712)
シミュレーション審査会とはということを簡単にご紹介させていただきましたが
今回は少し詳しくご紹介させて頂きます。
今年で第4回を迎えるシミューレション審査会を実施する目的は
①溺れてしまった人、傷を負ってしまったに対する救助・救護技術の向上とライフセーバー達の技術の共有
②病院までの「命をリレーする一員」としてライフセーバーと、消防、救急隊との連携をさらに向上させる
③日本各地の活動環境に合わせ実施することで各地のライフセーバーと、消防、救急隊との連携の促進を図る
主に上記の3つとなっています。
現在、救急車を要請してから現場に到着するまで、全国平均で約8.6分かかります。
その間にも、傷病者は痛み、苦しみと戦っています。
少しでもその痛み、苦しみを和らげるためには、
ライフセーバーが救急隊に引き継ぐまでにどれだけの事が出来るかがとても重要となってきます。
審査項目は様々で、
ライフセーバー同士の連携や、使える救助器材の取扱い、傷病者への対応など
細かく分かれており、隅から隅まで審査員の皆様が審査してくださいます。
普段の自分たちの対応を客観的に審査していただき、より良い対応を学んでいく為にこの審査会は開催されています。
今回の審査会の想定は
キャッチボール中に手を深く切ってしまい、激しい痛みと出血がある方
脚が水上バイクの下敷きになり骨折してしまい、その場から動く事が出来ない方
2つの事故が時間差で発生し、それをライフセーバー6名(監視長1人、監視員5人)にて対処していくというものでした。
現場に向かったライフセーバーはただ、怪我などを手当てすれば良いというわけではなく、
怪我をされた方が不安にならないような声掛けや周りの方への配慮なども大事になってきます。
足を骨折されてしまった方は、人の力のみで運ぶのか
担架などに乗せて体を固定し、少しでも揺れを抑える方法で救急車まで運ぶのかと様々な選択肢があります。
担架に動けない人を乗せるのはとても体力・技術がいるものです。
しかし、そこに「傷病者の方への思いやり」を含め対応していかなければなりません。
拝見させて頂いたチームには、担架に傷病者の楽な姿勢のまま乗せるチーム
先に副木などで骨折してしまった部位を固定してから担架で運搬するチームなど、
様々な方法で傷病者のストレス軽減に努めてらっしゃいました。
ライフセーバーの一番の目標は事故を未然に防ぐこと・・・。
しかし、もし起こってしまった場合はどうするのか?
事故を未然に防ぐ為の訓練も勿論大切ですが、起こってしまった際の対処も出来なくてはなりません。
そして、命を救う為にはスムーズに医療機関に引き継ぐことができるかがとても重要となってきます。
では、どうすればスムーズに引き継ぐことが出来るのか、傷病者の方が助かる確率を少しでも上げる為にライフセーバーは何ができるのか。
この審査会は海水浴に来て頂いたお客様が笑顔で、楽しい思い出を作ってお帰りいただく為にもとても意義のあるものです。
師走に入り、いよいよ寒さが本格的になって参りましたが、ライフセーバーは来たる夏に向けてもう準備を始めています。
GUARDとしても遊泳客の安全を守る為に日々努力されておりますライフセーバー達の素晴らしい活動を今後とも応援させていただきたいと強く思いました
次回、12月22日(日)に静岡県牧之原市相良サンビーチにて開催予定ですので
東海地方にお住いの方は是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか!
冬の空気が澄んだきれいな海と
夏に海水浴場の安全を守るライフセーバー達のまた違った一面を見ることが出来ますよ!
それではまた~!
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